正解のない問いにそれぞれが向かいました

発行日:2026年11月8日
サイズ:B6 / 104ページ

---執筆member++++++++
*掲載順
二村 ヒトシ
ヒトウ イロコ
喜田 ゆう
森里 ルルイエ
Kana
上中下 上
H森K
二階堂 凪

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7名の作家による寄稿。「真面目なエロ」を考えた本です。
*この本には性的表現が含まれます。

発刊に寄せて

 今年の5月、真面目なエロをテーマに『まじめなエロ』というZINEを作り、エロは多様である、ということをひしひしと感じました。倫理もルールもそれぞれの人の中にあるのがエロで、繊細で、だれにでも公開できない大切な情報。だからこそ、その人のエロを知ることは、人としての理解を深めることにつながるのだと。

 前号の冒頭で、私は「ここでいう『真面目』とは、倫理的な正しさではありません」と書きました。では、倫理とはなんなのか。今回は、その問いから逃げずに向き合ってみることにしました。

 今回のテーマは「倫理とエロ」です。

 難しいテーマにもかかわらず、個性的な執筆者の皆様にお集まりいただけたことに、心より感謝いたします。性別も職業もさまざまなメンバーの告白を通して、エロを超えた多様な価値観に触れる機会になればと考えております。

 第一章「頭で考えないで(下半身に聞く)」では、倫理と道徳のちがい、そして欲望と現実のあいだに引かれる線について。

 第二章「お代はいただきます(ただし匿名で)」では、お金や名前のない関係のなかに生まれる親密さについて。

 第三章「家族ってエロくない(いまのところ)」では、家族という入れ物のなかで、消えたエロと生まれたものについて。

 第四章「成り行きで、そういうことに」では、物語のかたちで、倫理とエロのゆくえを描きます。

 どこから読んでいただいても構いません。あなた自身の倫理と、そっと照らし合わせながらページをめくっていただければ幸いです。

    上中下 上 拝